難聴・耳鳴・補聴器

当院は、耳の病気を専門にし優先的に診療をしております。

聴覚検査のクオリティには「防音室」「検者の経験値」が大きく関与します。

当院の防音室はRION製の特注品で、2部屋あります。防音に関しては建築の段階からかなり気を遣っており、大学病院と遜色がないレベルとなっております。
また、週1回聴覚検査のスペシャリスト(大学病院在籍時にお世話になった検査技師)に来て頂いており、聴覚検査の実施と当院スタッフ向けに聴覚検査の指導を行って頂いております。

大学病院と全く同じ環境を、東海村で再現しております。
可能な限り、耳疾患に関しては東海村内で完結できるように頑張ります。

また、補聴器診療は宇都宮方式聴覚リハビリテーション®を導入しており、積極的に補聴器を導入しております。
宇都宮方式聴覚リハビリテーション®に関しては「きこえるプロジェクト」を参考にして下さい。

医師が補聴器が必要と判断した場合は、補聴器外来の予約をお取りします。

当院で行う聴覚検査等

標準純音聴力検査

最も身近に行われる「聞こえの検査」です。この検査が最も重要で最も難しい検査です。当院はこの検査に最も力をいれ、精確な検査を出せるように日々研鑽しております。

標準語音聴力検査

補聴器を導入する前に行う「ことばのききとりの検査」です。どれだけ言葉が聞きとれているかが分かります。

中耳機能検査(パッチテスト)

慢性穿孔性中耳炎で鼓膜穿孔がある方に行います。中耳機能検査で聴力が改善する場合は鼓膜再生術・鼓膜形成術が有効な場合が多いです。

内耳機能検査

内耳障害の症状である補充現象を調べます。

DPOAE

内耳の外有毛細胞と呼ばれる聴力に関わる神経細胞を調べる検査です。

遊戯聴力検査

幼児に行う遊びを取り入れた聴力検査です。言語聴覚士が行います。

補聴器適合検査

補聴器を付けていない状態と補聴器をつけた状態で行う聴力検査です。補聴器がどれだけ効果が出ているかを調べます。

ティンパノメトリ

中耳のコンプライアンス(伝導のしやすさ)を調べる検査です。中耳だけではなく内耳圧を反映する事もあります。数少ない他覚検査です。

アブミ骨筋反射

アブミ骨筋の動きをみます。主に耳硬化症や鼓室硬化症、末梢性顔面神経麻痺のときに施行します。ティンパノメトリと共に極めて有用な他覚検査です。

電気味覚検査

味覚機能を検査します。味覚障害の診断のほか、手術の術前検査にも使用します。

耳鼻咽喉科全般

耳・鼻・のどを全般的に診療します。(首の腫れもの、のどのできもの、飲み込めないほどのどが痛い方は当院近くにある東海病院へご相談した方が早いです。)

当院には被爆量の少ないコンビームCTがあります。慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎などの中耳疾患や慢性副鼻腔炎などの副鼻腔疾患に威力を発揮します。他院に紹介不要で当院のみで画像診断が行えます。是非ご相談下さい。

アレルギー性鼻炎の患者さんが多いです。当院のアレルギー性鼻炎の診断・治療についてはこちらをご覧ください。

詳しく病気についてお知りになりたい場合は、下の日本耳鼻咽喉科学会のホームページをご覧下さい。

一般の皆様へ
耳鼻咽喉科が扱う代表的な病気
日本耳鼻咽喉科学会