スギ花粉症の時期が過ぎ、院内が落ち着いてきました。
汗ばむ陽気となり、紫外線も強く、外出するのを躊躇う季節がやってきました。
先日、涼みに福島県矢祭町の滝川渓谷(〒963-5115 福島県東白川郡矢祭町)へ行ってきました。常陸太田市(旧里美村)を北に抜けた場所にあります。

新緑が美しく、綺麗な滝が複数あります。途中に蛇(マムシ注意の看板がありました)がでたり鎖場などもあって、小さな子供を連れていくには注意が必要です。小学校高学年以上を推奨します。
足元を見ると、たくさんのカモガヤが生えてました。
カモガヤは初夏の花粉症の原因となるイネ科の植物です。その他の花粉症の原因植物としてハルガヤやオオアワガエリなどがあります。

茨城県に越してきて5年近く経ちますが、都内と比べると明らかに罹患率が高いです。特に若年者の罹患率が高い傾向にあります。健康的によく外で遊んでいるのでしょう。
イネ科の花粉はスギ花粉などと異なり、数10m位した飛散しないと言われております。あまりに花粉症症状が強い場合は遊ぶ場所を変更するといいでしょう。
カモガヤアレルギーの人は、果物や野菜に対する口腔アレルギー症候群(OAS)を伴うことがあります。中でもメロン・スイカなどウリ科、トマト、じゃがいも、キウイ、オレンジ、ピーナッツなどに反応しやすいことが知られており、それらの食品を食べて口がかゆくなったり違和感があればイネ科の花粉症の可能性があります。
気になる方は一度医療機関を受診しましょう。