当院の耳手術の流れを説明致します。

手術適応疾患は、慢性中耳炎、真珠性中耳炎、耳硬化症などです。

鼓膜に穴が開いている耳漏が止まらないなどでお困りの方は一度ご相談下さい。

  1. 受診

    まず当院へ受診するために予約をお取りください。術後の再発などであれば、手術記録を持参して頂けると助かりますが、なくても構いません。

  2. 診断

    顕微鏡での診察後、聴覚検査と画像検査を実施します。当院にはCTがあるため、中耳疾患はほぼ診断可能です。お子様など、鎮静が必要な場合は日立総合病院へご紹介しております。MRIが必要な場合は東海病院へ紹介しております。東海病院は運が良ければ当日にMRIが撮影可能です。

  3. 手術

    リティンパ®を使用した鼓膜再生術鼓膜形成術は当院で行います。鼓室形成術の一部も当院で行いますが、病状によっては院長の以前の勤務先である東京女子医大足立医療センターに紹介し須納瀬教授と一緒に手術を行います。手術は局所麻酔で行いますので、合併症がある方や高齢の方も手術が可能です。

    ※院長は東京女子医大足立医療センター(旧称:東医療センター)に10年以上在籍しており、耳科手術・聴覚外来を専門としておりました。東京女子医大足立医療センターの耳科手術件数は現在でも全国トップクラスです。

    院長はパネリストとして発表した実績もあります

    「耳科領域における外来手術の適応と限界 東京女子医科大学東医療センターの耳科手術の現状と日帰り手術について」

    貞安 令、須納瀬 弘

    第29回 日本耳科学会 総会・学術講演会(2019/10/12)

  4. 術後

    当院での耳科手術は局所麻酔下・日帰りで行います。

    東京女子医大足立医療センターで手術をした場合は、遠方であるため2泊3日の手術となります。術後の抜糸や術後の経過観察は当院で責任をもって全て行います。術後の外来は大学病院で行っていた外来と何ら変わりありません。

    ※女子医大へ紹介した場合、術前診察と手術で計2回都内へ行くことになります

日帰りでも大丈夫なの?と思うかもしれませんが、海外ではごく普通です。特に耳の手術、鼻の手術は短期滞在手術と相性がよく、日本国内でも短期滞在手術を行っている施設は多くなってきています。大きな病院などはベッド稼働率の問題で仕方なく入院としている所も多いです。
夜に何かあったら心配な場合は近くのホテルに滞在することをお勧めします。24時間連絡可能な電話番号をお渡ししますので、いつでも診察可能な体制です。ご安心下さい。