耳鼻科で使用する機器のご紹介を致します。

CarlZeiss手術用顕微鏡
OPMI pico

外来診療も手術用顕微鏡を用いての診察、治療を行います。ビデオカメラシステムを内蔵していますので、顕微鏡所見をリアルタイムにモニターでご覧頂くことが出来ます。通常の同一モデルには搭載されていないバリオスコープを使用しておりますので、ストレスなく手術が行えます。バリオスコープは販売終了しており、当院のものが日本で最後のものとなります。

モリタ製作所 頭部用X線CT装置 
3D Accuitomo

耳鼻科用CTは様々ありますが、モリタ製作所のものが最もハイグレードで大学病院にも導入されている機種です。被爆量は大きな病院に導入されているヘリカルCTの30分の1程度で、レントゲン撮影と同等程度の被爆量で非常に精密な画像が得られます。難治性の鼻閉(鼻づまり)、後鼻漏、副鼻腔炎、中耳炎、難聴などの診断に有用です。

RION DPOAE
ER-60

歪成分耳音響放射測定による他覚的聴力検査が行えます。内耳性難聴、機能性難聴の診断に有用です。

RION オージオメータ
AA-M1A

総合病院などで使用されるモデルです。聴器適合検査用音源とスピーカアンプを搭載。スピーカを直結して、補聴器適合検査の指針(2010)の必須検査項目「環境騒音の許容を指標とした適合評価」が可能です。

RION オージオメータ
AA-M1B

クリニックモデルです。通常の聴力検査などはこちらの機器を使用します。

RION インピーダンスオージオメータ
RS-M1

鼓膜の動きをみる検査機器です。滲出性中耳炎の状態判断に有用です。鼓膜と連続した耳小骨の動きも分かるため、鼓室硬化症や耳硬化症の診断にも有用です。

補聴器特性測定器
FONIX7000

補聴器の入力・出力がちゃんと行われているかどうかを検査する機器です。パソコンで補聴器を調整しますが、実際に音がどのようにでているかはこの検査をしないとわかりません。

RION 聴覚検査結果支援システム 
メディレポ

総合病院や大学病院で使用する聴覚検査のファイリングシステムです。通常のクリニックモデルと違い、過去の検査結果の比較が簡単に行え、突発性難聴などの急性漢音難聴の経過観察などに有用です。茨城県内で同モデルを導入したクリニックは数件しかありません。

モリタ製作所 眼球運動検査機器システム
ニスタモ21

赤外線CCDカメラを用いて、暗視野下に眼球運動を観察することで、めまい症状の一所見である眼振運動を正確に捉えることが出来ます。

アニマ
重心動揺計

めまいによるふらつきの軌跡をコンピュ-タに記憶させ解析することで、めまいの原因がどこにあるのかを判定します。

モリタ製作所 診察ユニット
AURIST21T typeN

歯科診療ユニットのノウハウを生かした耳鼻科の診察ユニットです。配管は地下を通し別に設けた機械室と連結しています。薬液スプレーは粒子がとても細かいため、患者さんへの不快感や刺激が少ないです。汚物タンクは自動洗浄・自動排水であるため汚物瓶を交換する必要がなく清潔です。何より「汚物瓶を交換する」というスタッフの仕事が減ります

モリタ製作所 画像ファイリングシステム
i-Dixel

画像ファイリングシステムを導入し、電子カルテと連携させています。CT画像から内視鏡写真など、ほぼすべての診断機器を連携可能で、患者さんと供覧できます。

SEIKEN 鼻咽喉用内視鏡消毒機
ESPAL+

耳鼻咽喉科内視鏡の感染制御に関する手引き」から内視鏡は持ち手部分も洗浄・消毒する必要があります。エスパルは内視鏡を「丸洗い」します。洗浄機の中にはファイバー部分(挿入部)だけを洗浄する機種もありますが、ガイドラインで持ち手も含めた「丸洗い」が推奨されている今、中途半端と言わざるをえません。また、ボタン一つで内視鏡の丸洗いが可能であるため、洗浄するスタッフの仕事が減ります

CROSS TECH 炭酸ガスレーザー
ピュアYMレーザー

鼻粘膜のレーザー治療は、アレルギー性鼻炎や花粉症などのくしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状に効果があります。特に鼻づまりへの有効率が高くなっています。治療にかかる時間は、治療前の処置を含めて30分程度です。炭酸ガスレーザーは出血や痛みはほとんどないため、術後すぐに学校、お仕事に行かれても特に問題ありません。妊娠中・授乳中の方など薬が飲めない方や、お子さんにも勧められます。

ペンタックス
鼻咽喉ファイバースコープ

咽頭や喉頭の診察に使います。φ2.4mm(7Fr.)の極細スコープは、小児や女性など鼻腔が狭い患者への観察に最適です。鉗子付きスコープはのどに刺さった魚骨の除去に有用です。

RION 耳管機能検査器
JK-05A(Dタイプ)

ハイグレードタイプで、大学病院に置かれているものと同じものです。耳管狭窄症や耳管開放症の診断はもちろん手術前検査としても有用です。茨城県で同タイプを設置している病院・クリニックはわずかです。
詳細は以下をご覧ください。