2023年10月15日に開催された第90 回日耳鼻茨城県地方部会学術講演会で発表させて頂きました。

日帰り耳科手術について

 耳鏡下耳内法は耳鏡アプローチや完全耳内法とも呼ばれます。現在流行りの内視鏡手術(TEES)と同様に小さな切り傷で手術が可能です。また、TEESと異なり内視鏡を持たなくて良いので両手操作が可能で、より繊細な手術が可能です。さらに当院は局所麻酔で手術を行っているため日帰り手術が可能です。

 より高度な手術になる場合は、東京女子医大足立医療センターから須納瀬教授を招聘し手術を行っております。

 局所麻酔下の耳科手術はあまり行われていないため、若い先生方に反響がありました。日々、研鑽していきたいと思います。

病診連携・診診連携

 病診連携とは、病院診療所の連携をいいます。具体的には、高度で専門的な治療や検査を必要とする患者さんを診療所から病院へ紹介し、病院での治療や検査の後、安定した状態となった患者さんに継続的なケアを続けるため、病院から紹介した診療所へ逆紹介する事をいいます。
 機能分担を行うことで、大病院に患者さんが集中しないようにし、なおかつ地域医療の充実を図ることを目的としています。
 当院は、茨城県北地域の聴覚診療を担うべく日々頑張っております。地方部会の当日、筑波大学の耳鼻咽喉科頭頚部外科学の田渕 経司教授にご挨拶する機会があり、ご挨拶させて頂きました。そこで、筑波大学との病診連携を了承して頂きました。座長の高橋和彦先生、ありがとうございます。
 今後、当院で診療した重度難聴の患者さんで人工内耳が必要となる患者さんは、筑波大学病院で人工内耳の手術をして頂き、経過が落ち着けばその後の人工内耳の調整は当院で行うことが可能です。

 診診連携とは、診療所診療所の連携をいいます。基本的には耳鼻科と内科など、診療科が異なる科の連携ですが、耳鼻科同士でも連携する事があります。
 地方部会でひたちなか市のあさか耳鼻科の安積先生とお話しする機会がありました。当院は耳科・聴覚が専門となるため、それ以外の症状ですとどうしても診察が難しい場合があります。そのような場合に協力して頂けると言ってもらい大変助かりました。患者さんからよく安積先生のお話しは聞きますが、お話し通りにとても優しい先生で評判がいいのが納得です。

可能な限り、日耳鼻茨城県地方部会学術講演会の発表は続けたいと思います。